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人はなぜ音楽を必要とするのか⑤

何気ないある日、変に気分が落ち込んだり、これといった理由もないけど悲しい気分でこころが晴れない。
という時が人にはある。しかし、これといった解決策があったわけではないのにその不安はなくなっていたりする。
人の悩みの90%以上は悩まなくてもいいようなことで悩んでいるらしい。

とは言っても、本人にとって「悩みや不安」は切実な問題だったりもする。
でもその問題を自分の力で解決できるヒントをみつけました。
みなさんもよかったら読んでみてください。

CURVEナカムラ

その前にまずはこの映像から、


上の映像はドンマツオ氏率いるズボンズのライブです。以下ドンマツオ氏のコラムよりそのまま掲載させていただきます。


不安のリファイリング。

 不安を深く吟味する。例えば「今やっている仕事が上手くいかなかったらどうしよう。」だとか、
「今度の試験、大丈夫だろうか。」みたいな不安は心を闇の方に引っ張っていき、人間は小さく縮こまってしまう。
不安はループし、頭の中をグルグル回りながら、脳の様々なファイルに収まっている「不安」という要素を一回転毎にどんどん開いて行き、巨大化する。

 そのような時に、「一体、何がその不安の根源なのか。」と深く潜ってみると良い。客観的に考えてみると、
仕事や試験に失敗したところで、殆どの場合人生が終わる訳でもないのである。
そこから生じていた不安は自分のパーソナリティーから来る、何か別の「不安源」に繋がっている筈だ。単純に怒られるのが嫌だという事かもしれない。
プライドの問題かもしれない。それでもよくよく考え続けてみると、仕事や試験が失敗に終わったとしても、
人生は続いていて世界に終わりは来ない。

 ただ現実に直面する事が怖いだけなのである。「不安源」を理解し、失敗の結果起こるであろう最悪の事態を想定し、
そこでどのような行動を取れば良いのか、その時に自分らしくいられるのか、とを考えてみよう。そのように「失敗後のリハーサル」を重ねることで、不安を除去し、より将来の明るい側面に目を向ける事が出来るようになるであろう。

 「不安」を避けてはならない。「不安」に陥らない場所にい続けているつもりでも、心の根っこから消え去ってしまうようなヤワなものではないのだ。「不安」は様々な付録をつけてファイリングされ、あるきっかけでそれは表面に浮上するものなのである。
だから、「不安」を感じる度にそれを科学者のような冷静さで分解し、整理して再度ファイリングし直すしかない。
そうすることによって、より対処が楽になっていく。
結局、何も恐れるものはなかったのだ、とリラックスした気持ちで物事にあたることで、結果も良いものに出来るのではないか。「不安」は戦う相手ではない。より自分を理解するための、難しくて分厚い教科書のようなものだと考えてみたらどうだろうかと思う。

ドンマツオ氏率いるZOOBOMBSのプロフィール。
 1994年に東京にて結成。96年にはThe Flaming Lipsを始めとする多くの海外アーティストと共演し、
翌97年に、クアトロ/ライストーン・レーベルより「Super Funcy of ズボンズ』で待望のCDデビュー。
同年伝説の第1回フジロックフェスティバルに新人日本人アーティストとして大抜擢され、多くのオーディエンスを湧かせた。
 98年には2回の全米ツアーを行いこのツアーのLA公演の際、Rage Against The Machineのザックが姿を見せた。
New York Times紙の1面を大きくドン・マツオの写真が飾ったのもこの時である(日本人としては北野武につづく二人目)。
同年バンドの代名詞となる名曲/Mo' Funkyを含むアルバム『Let It Bomb』をリリース。
 99年、メンバーチェンジ経て(当時のドラマーは現ザゼンボーイズのアツシ)Virgin/東芝EMIと契約。
シングル/Hot Love、アルバム/Bomb freak Expressをリリース。Trickyに絶賛され、レコーディングに誘われる。
 2002年、バンドの究極的な有機的/自然発生的表現を目指しエレクトリック・マイルスばりのJam/インプロ/実験を重ね、
 04年わずか2日間でレコーディングされた2年半振りの新作『New San Francisco』を発表。音楽的成長を印象づける。
Canadian Music Week Festivalでは本国のアーティストを差し置いてbest actの2位に選ばれ、Toronto Sun紙でBest Club Shows of 2005を受賞する。
 06年、ドン・マツオはソロアルバム『オレハシナイヨ。』を発表。ギター1本で全国現地のバンドをバックにつける1発勝負のツアーを全国15箇所で成功させた後、ズボンズの活動は次なる頂点に向かって本格化している。まさに世界をまたにかけ、縦横無尽に駆け回るバンドである。
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