「しろ」を着る

「しろ」をイメージしたときに浮かぶのは、清潔、清楚、さわやか、おろしたてのノート、
洗いたての白シャツ、パールのネックレス・・などなど。
しかし、一概に「しろ」といっても、純白もあれば、オフホワイトのような色味のついたものも
あったり、シルクのように艶やかで光沢のあるものや、リネンやコットンなどの素朴でざっくり
とした「しろ」もあったりで、見た目によって表情もくるくる変わる。



何色にも染まっていない、もっともスタンダードな色。だからこそ、その潔さが私はすきです。
静かな説得力があるというか、シンプルな中に凛とした強さを感じるのです。



底にたまる空気はまだひんやりとしているけれど、それでも少しづつ温かみを帯びてきた
陽の光が肌に心地よい。あともうそこまで来ている春が待ち遠しいのか、寒さで縮こまって
いた体も心も、だんだんと前を向き始めてきました。
木々や花たちの色も鮮やかになりはじめ、いっそう「しろ」が映える季節がやってきます。
あなたの「しろ」を見つけにきてください。

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