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8月のアパートにご来店いただいたみなさん、ありがとうございます。
A Part Of Apart CURVEのFACEBOOKもこの1ヶ月でたくさんの方に
ご覧いただくことができました。
みなさんのリアクションを即見ることができるので、ライブですよね。
文字・写真の「連なり・重なり」がまた別の大きなカタマリになるよう、
みなさんと一緒に作っていけたらと思います。
現在、アパート1Fは秋の新作が入荷中。
今年はミリタリーアイテムに着目しており、ハンガリー軍のスウェットに始まり、迷彩柄の裏地のコート、カーゴパンツ、デュベティカのミリタリーダウンまで半年かけて提案していきます。
2012FWのオーダーはすべて終了しており、あとは入荷を待つのみなのですが、セレクト内容を見直してみると、15年前の自分の洋服屋人生のスタート地点にかなり近いフィーリングを感じます。
ミリタリーをやっていることも大きな理由ですが、わりといろんなベクトルに力を放っている感覚があります。
ここで言う「力」というものは、「今」を思って出した答えの名付けようのない力。 でしょうか。
それぞれが、気持よくまっすぐに伸びてくれれば良いと思います。
今回入荷する商品は懐かしく思ったり、逆に新鮮に感じる世代の方なども多いと思います。
入荷したアイテムがどんな個性を出していくのか、最終的な完成はお客さんが入るまでわかりませんが、
洋服好きな方は9月の末くらいに覗きにきてみてください。
もちろん9月の前半も今しかないもの、ニシカの新作など入っております。
随分長い間来られてない方はお店の内容が変わっているとがっかりするものなのでしょうが、昔と変わらず同じ人間がいるとなんとかなるものです。
結局のところ、その年月の中で、どういう時間と内容を積み上げてきたのかが問題であって、何をやっているかは、さして重要ではないのであります。
さて、ここ最近の自分は、1ヶ月ほど前から毎日10kmのジョギングをスタートし、夜型から朝型の生活に切り替え、
まるで合宿所に住んでるような生活をしている。汗だくのウェアも帰ったら、自分で洗濯して干して、納豆食べる、みたいな。
以前紹介したスーザンソンタグの若い読者へのアドバイスにある、
「自分自身について、あるいは自分が欲すること、必要とすること、失望していることについて考えるのは、なるべくしないこと。自分についてはまったく、または、少なくとももてる時間のうち半分は、考えないこと。」
「旅をすること。しばらくのあいだ、よその国に住むこと。けっして旅することをやめないこと。
もしはるか遠くまで行くことができないなら、その場合は、自分自身を脱却できる場所により深く入り込んでいくこと。
時間は消えていくものだとしても、場所はいつでもそこにあります。場所が時間の埋めあわせをしてくれます。
たとえば、庭は、過去はもはや重荷ではないという感情を呼び覚ましてくれます。」
というメッセージ。
ジョギングがいいパイプ役となって今日、そして明日へのクリエイトをサポートしてくれる。
10Kmをゆっくり自分のペースで走り、筋トレをし、徐々にチルアウトする。
ほんとはジョギングが終わって、そのままクラブになだれこめればいいのだけれど。。。
大濠公園のベンチから見上げる空は決して覚醒した気分にさせず、(人生とか、意味とか余計なそんなこんな)
ただ、体力をつけ、明日の仕事にベストな状態で行ける準備をするだけだ。
伊丹十三氏が「壁にぶち当たった時にどうするか?」という質問に対し、
「ファーストインプレッションに戻る。なぜかというと、ファーストインプレッションはこれまでの自分の人生の全てが出る。それを信じられないということは、自分の人生を否定することになる。」と答えている。
つまらない本、他人をうらやむ気持ち、エロティシズムではないグータンなんちゃらは捨ててしまえばよい。
それより、訓練、継続によって成長した自分の行動に賭けてみてはどうか。
映画、本、音楽、なんでもいい。思いっきり自分の宇宙にバウンスさせ、自分が関わるすべてをクリエイトすることが、
結果、自信につながっていくと思う。それが世界にコミットする唯一の方法である。
そして自分が「世界」になるんじゃないだろうか。
これだけ社会が困難な状況のもと、本当のこと、正しいと言い切れる答えをだすことはもはや不可能に近いし、
答えはひとつではないだろう。
自分で決定するしかないのである。
みんなと同じことで安心を生む場所を離れ、こどものときから自分で意思決定し、ものごとの経過を見れる力を養うべきである。
その結果、どう感じたのか。もっとベストな方法はあったのかどうかを見ていけばよい。
それは正しい・間違えのものさしで測る問題ではない。
若いうちからその訓練ができていれば、あるべき自分の姿に近づけるだろう。
それは格好いいのである。
いまのこどもたちが本来の自分のあるべき姿を、格好よく決定し、だらしない大人にならないよう、
自分の仕事を通じて子供たちに関わっていきたいと考えている。
中村 将司
A Part Of Apart CURVEのFACEBOOKもこの1ヶ月でたくさんの方に
ご覧いただくことができました。
みなさんのリアクションを即見ることができるので、ライブですよね。
文字・写真の「連なり・重なり」がまた別の大きなカタマリになるよう、
みなさんと一緒に作っていけたらと思います。
現在、アパート1Fは秋の新作が入荷中。
今年はミリタリーアイテムに着目しており、ハンガリー軍のスウェットに始まり、迷彩柄の裏地のコート、カーゴパンツ、デュベティカのミリタリーダウンまで半年かけて提案していきます。
2012FWのオーダーはすべて終了しており、あとは入荷を待つのみなのですが、セレクト内容を見直してみると、15年前の自分の洋服屋人生のスタート地点にかなり近いフィーリングを感じます。
ミリタリーをやっていることも大きな理由ですが、わりといろんなベクトルに力を放っている感覚があります。
ここで言う「力」というものは、「今」を思って出した答えの名付けようのない力。 でしょうか。
それぞれが、気持よくまっすぐに伸びてくれれば良いと思います。
今回入荷する商品は懐かしく思ったり、逆に新鮮に感じる世代の方なども多いと思います。
入荷したアイテムがどんな個性を出していくのか、最終的な完成はお客さんが入るまでわかりませんが、
洋服好きな方は9月の末くらいに覗きにきてみてください。
もちろん9月の前半も今しかないもの、ニシカの新作など入っております。
随分長い間来られてない方はお店の内容が変わっているとがっかりするものなのでしょうが、昔と変わらず同じ人間がいるとなんとかなるものです。
結局のところ、その年月の中で、どういう時間と内容を積み上げてきたのかが問題であって、何をやっているかは、さして重要ではないのであります。
さて、ここ最近の自分は、1ヶ月ほど前から毎日10kmのジョギングをスタートし、夜型から朝型の生活に切り替え、
まるで合宿所に住んでるような生活をしている。汗だくのウェアも帰ったら、自分で洗濯して干して、納豆食べる、みたいな。
以前紹介したスーザンソンタグの若い読者へのアドバイスにある、
「自分自身について、あるいは自分が欲すること、必要とすること、失望していることについて考えるのは、なるべくしないこと。自分についてはまったく、または、少なくとももてる時間のうち半分は、考えないこと。」
「旅をすること。しばらくのあいだ、よその国に住むこと。けっして旅することをやめないこと。
もしはるか遠くまで行くことができないなら、その場合は、自分自身を脱却できる場所により深く入り込んでいくこと。
時間は消えていくものだとしても、場所はいつでもそこにあります。場所が時間の埋めあわせをしてくれます。
たとえば、庭は、過去はもはや重荷ではないという感情を呼び覚ましてくれます。」
というメッセージ。
ジョギングがいいパイプ役となって今日、そして明日へのクリエイトをサポートしてくれる。
10Kmをゆっくり自分のペースで走り、筋トレをし、徐々にチルアウトする。
ほんとはジョギングが終わって、そのままクラブになだれこめればいいのだけれど。。。
大濠公園のベンチから見上げる空は決して覚醒した気分にさせず、(人生とか、意味とか余計なそんなこんな)
ただ、体力をつけ、明日の仕事にベストな状態で行ける準備をするだけだ。
伊丹十三氏が「壁にぶち当たった時にどうするか?」という質問に対し、
「ファーストインプレッションに戻る。なぜかというと、ファーストインプレッションはこれまでの自分の人生の全てが出る。それを信じられないということは、自分の人生を否定することになる。」と答えている。
つまらない本、他人をうらやむ気持ち、エロティシズムではないグータンなんちゃらは捨ててしまえばよい。
それより、訓練、継続によって成長した自分の行動に賭けてみてはどうか。
映画、本、音楽、なんでもいい。思いっきり自分の宇宙にバウンスさせ、自分が関わるすべてをクリエイトすることが、
結果、自信につながっていくと思う。それが世界にコミットする唯一の方法である。
そして自分が「世界」になるんじゃないだろうか。
これだけ社会が困難な状況のもと、本当のこと、正しいと言い切れる答えをだすことはもはや不可能に近いし、
答えはひとつではないだろう。
自分で決定するしかないのである。
みんなと同じことで安心を生む場所を離れ、こどものときから自分で意思決定し、ものごとの経過を見れる力を養うべきである。
その結果、どう感じたのか。もっとベストな方法はあったのかどうかを見ていけばよい。
それは正しい・間違えのものさしで測る問題ではない。
若いうちからその訓練ができていれば、あるべき自分の姿に近づけるだろう。
それは格好いいのである。
いまのこどもたちが本来の自分のあるべき姿を、格好よく決定し、だらしない大人にならないよう、
自分の仕事を通じて子供たちに関わっていきたいと考えている。
中村 将司
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