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21:43:13
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アパートから

4月のアパートにお越しいただいたみなさん、どうもありがとうございます。
1Fでは、「しずか/しづか」なコミュニケーションをテーマに
スティーブライヒやブライアンイーノの音楽の反響のなかで、服を見ていただきました。

「しずか/しづか」には、
・耳ざわりな物音や声がしないさま。ひっそりしているさま。
・目につく動きがなく、ゆったりとしているさま。慌ただしくないさま。
・落ち着いているさま。気持ちに動揺や乱れがないさま。穏やか。
 などという意味があります。

音は思考に風を流し、行動に知性を与え、しづかさはそこに瞬間を与えるでしょう。

5月も継続しますので、ぜひご来店ください。
何も普段と変わらないはずの非日常があります。

みなさんはこの4月をどうすごされましたか?
それはどういう時間でしたか?


私自身、休みの日は、ある種の安堵感と開放を求め、(ファンシーな犬とすれ違いながら)
福岡市美術館(1979年 前川國男氏による作品)に向かいます。
時間の中に自分をどうフィットさせることができるか、という行為において
モダーンな建築と緑は環境的に最高のロケーションと言えます。
また、常設展は、200円のチケットでダリ、ミロ、シャガール、バスキア、野見山暁治の作品などを見ることができます。
わずか200円でできる最高の贅沢です。
パティスリージャックも近くにありますし。


デザイン、もしくは芸術、美術全般の中に自分を見つけ自分と出会う。
今まで気が付かなかった自分を発見することで人ははじめて
世の中に答えをだせるのではないでしょうか? 

例えば、仕事は生きる目的ではなく、手段のひとつ。(方法と呼べるまでになれれば、随分楽なのですが)
その中で人は仕事に人生の多くの時間を費やすします。悩みます。
だからこそ仕事を生きがいにすることは、ある種イージーな要素をも含みます。
つまり
仕事=自分=人生の目的ではないのです。
労働と人間の関係性について語るのはすごくむつかしいですが、
仕事をメタファーとせず自分自身と対決すること、
生の本当の意味を知り生きる。
それは、過去の自分(それは数百年に遡る自分の歴史)にチャレンジすることにあるのかもしれません。


「伝統とは何か。
それを問うことは己の存在の根源を掘りおこし、つかみとる作業です。
とかく人は伝統を過去のものとして懐かしみ、味わうことで終わってしまいます。
伝統-それはむしろ対決すべき己の敵であり、また己自身でもある。
そういう激しい精神で捉えかえすべきだと考えます。」
というのは、岡本太郎の言葉です。


アパート1Fの目標として励みます。
では最後に、松岡正剛の千夜千冊『ピナ・バウシュ タンツテアターとともに』より

ここで開かれる感覚に説明はいらないと思います。
以下抜粋です。


はい、ごく単純な言葉を思い浮かべて。
でもその言葉は使わないのね。
滝があって他人にその言葉が聞き取れそうもないと想像したらどうかしら。

だって、ダンスをする前の体ってあるでしょ。ダンスをする前の準備している体。
そういうとき、自分の体を温めて、どうしますか。何かを保持したいと思うかしら?脚を伸ばす?指先を撫でる?
いったい何かを切り抜けるときって何が必要なんでしょうね。福音。手旗信号。輪っか。子守歌。
何かいきいきしているもの。人間についての一文。
ねえ、みんなが怖いとおもった瞬間に誰かにしがみつくでしょ。誰にしがみつく?恭順。
鳥肌が立ったときにするちょっとした運動。親愛。純粋である何か。何か非常に決定的なこと。仕掛け。
他人にアウトサイダーとみなされたとき、どう抗弁するの?

それでは、誰かに罠をかけます。いいこと、誰かに罠をかけるのね。
熊がいてみんながその熊を笑わせなければならないとすれば、どうしますか。
私を明るい気持ちにしてくれるには、みんなはどうするの?一本の糸でする遊び。思い出せますか。
何かの憧れがないとできないわね。

さあ、痛いって何でしょう。どうやって痛いになれる? 写真のポーズがいるでしょうか。
では、その写真。写真って何かしら。音がない。ひげそりの剃刀。荷造り。急いで荷造りしなくちゃならないのね。

はい、動物が噛みつこうとするときです。呪文?苦しいときの合図は?赤ん坊の動き?
2本指のパドドゥ。勇気と関係する何か。では、われわれはリンゴの木の下にいます。
計画はもう進まない。慰める。慰める動き。でも、みんなの心の中には計画がある。
何かが小さいのね。払いのける?ええ、そうなのよね。では、幕が開くわよ。

それでは、よいゴールデンウィークを。

中村将司
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